多文化子育てネットワークとは

多文化子育てネットワークとはABOUT US

 私達は、それぞれ専門が教育学、小児看護学、医学、心理学や社会学など異なった分野から、多文化な背景をもつ子どもや家族を含む子育て支援や保育・教育の研究を続けています(注1)。

 それらの活動を通して、多文化な保護者の方々が母語で語ることができる実態調査の必要性を痛感し、多くの園や自治体、ボランティア団体にもご賛同ご協力をいただき、多文化子育て調査を実施してきました。

 この間、私達は、自治体・関連機関や多文化な保護者の方々と共に、園の保育者向けの「多文化理解のためのツール」作成への参画、平和教育や国際交流のボランティア活動を行いながら、保育教育の関係者を対象とした公的な研修会や講演会で調査結果を共有化してまいりました。

 それと同時に、日本の多文化子育てに対応する地域支援の現状調査や海外の多文化国家での事例研究の調査も継続しております。それらの結果をインターネットの『世界の多文化子育てと教育』に連載し、それぞれの著作・論文で報告し、様々な機会を得て、国内や海外でも情報交流や啓蒙活動を継続しております。

 「多文化子育て」(注2)は、異なる特性をもつ子ども一人ひとりの「生命と幸せ」を保障することを目ざしています。このサイトを訪れる方々が身近なところから多文化理解を深めて、文化を越えた子育ての輪を広げていかれることを願っています。

注1:多文化子育て調査の研究者名・所属は、第1回目と第2回目の各報告書に掲載しています。

注2:多文化子育て(Multi-cultural Child-rearing)…「多文化子育て」という言葉は、2000年の報告書で「多文化な背景をもつ家庭での子育て」を略して、私達が初めて用いた造語です。
多様な違いをお互いに受け入れながら、豊かな子育てを共にめざす思いを込めています。

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