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このホームページは、調査研究の報告を通して、多文化理解と多文化子育て情報の輪を広げることを目的としています。

更新情報WHAT’S NEW

2020.11.28 「ニュージーランドの小児病院での医療保育士とボランティア活動の実態調査」を公開しました。
2018.12.15 サイトをリニューアルしました。リニューアルのご挨拶

コンテンツCONTENTS

ご挨拶GREETING

 2000年に「第1回多文化子育て実態調査」を実施してから18年が経過しました。さらに、2013年には、「第2回多文化子育て調査報告書」を経年比較として出版しました。
その間、私達は報告書を日本語と英語のホームページで公開すると共に、日本語・英語のみならず、中国語・韓国語による翻訳・出版を行い、さらに、様々な機会を得て、日本の「多文化子育て」の実情を国内や海外でも情報交流や報告活動を続けてきました。
 また、ホームページの事務局あてにも国内外の多文化な保護者からの質問や関係団体、「多文化子育て」を研究する学生や研究者からご連絡をいただきまして、情報伝達やご紹介・案内をしてまいりました。
 調査報告書で私達が提示した「多文化子育て」という言葉や定義づけが、いまや定着して「多文化子育て」関連の支援サイト、講座やイベントにも多く用いられています。

 この18年間で、子育て中の日本語を母語としない人々あるいは外国籍の人々に対する状況は少しずつ変化してきました。幼稚園・保育所・医療機関への通訳の派遣や母語教育の必要性などが認識されるようになり、行政・ボランティア団体などでの様々な取り組みがなされるようになりました。私達もそのような行政やボランティアの活動家の方々・多文化な保護者方とともに、園の保育者向けの「多文化共生保育Q&A」の作成、および園・保護者双方で使える「対話支援カード」の作成にも関与してきました。

 さらに、日本の多文化子育てに対応する地域支援の現状調査や海外の多文化国家での事例研究も調査継続して、その結果を“愛育ねっと”の「世界の多文化子育てと教育」というサイトや拙著「多文化子育て」(学研)でも報告してきました。

 しかしながら、現時点でも多文化を背景にした家族への支援は始まったばかりで、まだ十分とはいえません。今後も多くの保護者の方々からいただいたこれら貴重な意見を、このホームページで公開し続けてまいります。
 2001年にホームページを公開してからの私達の思いは変わりません。お互いの文化背景を理解しながら、多文化保育・教育・子育て支援のあり方を考え実践して、ともに豊かな子育てを目指してしていきたいと願っております。

2018年12月
多文化子育てネットワーク事務局代表
山岡 テイ(情報教育研究所所長)

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